校長あいさつ

御 挨 拶      

 本校は、昭和54年に、当時の妻沼町をはじめとする地域の皆様の熱い期待を担い、国宝に指定された「歓喜院聖天堂」で知られるこの地に開校されました。

 また、妻沼は、新たな分野に果敢に挑戦し、日本公認女医第1号となった埼玉県三偉人のひとり、荻野吟子の生誕したところであり、坂東太郎・利根川の自然にも恵まれ、景観の優れた最高の立地条件を備えています。

 今年で48年目を迎える妻沼高校は、開校以来、「勤勉・努力」を校訓として、様々な課題を克服しながら、地域に根ざした学校づくりに取り組んでまいりました。特に、平成20年度に導入した埼玉県初となる基礎力強化のための学校設定教科「カルティベートタイム」は、今や妻沼高校の代名詞ともなり、つまずき解消と基礎学力の定着に大きな成果をあげ、卒業生は地元をはじめとした様々な場所・分野で活躍しています。

 妻沼高校の目指す学校像は、「母校を誇れる生徒を育てる学校」です。

 カルティベートタイムを更に深化させ、生徒1人1人を大切にしたきめ細かな指導に取り組み、母校を誇れる生徒を全力で育成してまいります。そして、地域になくてはならない学校、地域の皆様方から愛される学校づくりに努めてまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。

 第18代校長 韮塚 光信     

令和8年度 1学期始業式 

令和8年度1学期始業式あいさつ 

 こんにちは。前任の有賀校長先生の後任として羽生実業高校から4月1日で妻沼高校へ着任となりました韮塚と申します。どうぞよろしくお願いいたします。教科は「農業」で長年農業高校に勤務してきました。普通高校の勤務は初めてなんですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 今日は、はじめて生徒の皆さんと顔を合わせることができました。私の思っていることと、皆さんへのお願いをお話しします。

先ず第一に、妻沼高校は、環境のよいきれいな学校だと思っています。「環境が人をつくり、人がまた、環境をつくる」とも言いますが、環境はそこに住んでいる人を映し出す鏡だと思います。

これからもぜひ、学び舎をきれいにしてほしいと思います。

  県内公立高校が134校ある中で、妻沼高校でみなさんと出会うことができた、この縁を大切にしていきたいと思います。「きれいな学校で仕事ができる喜びと感動」をいつまでも忘れないで頑張ろうと思っています。

 妻沼高校は、熱心な先生と恵まれた施設がそろっています。この恵まれた教育環境を十分に活用して、将来の夢の実現に頑張ってほしいと思います。

  そこで2年生にお願いします。2年生は学校の中堅です。勉強に部活動に妻沼高校の牽引車としての自覚をもって大いに頑張ってください。よく言われることですが、二学年という学年は、学校生活からの慣れからかもしれませんが、中だるみになりやすいのも事実です。そうならないためには、「各自が明確な目標をもつ」「自分は将来こうなりたい」という目標をもつことが大切です。

 次に3年生にお願いします。「自分の進路についてよく考えてください」秋には就職試験や進学試験があります。今から準備を進め、頑張ってほしいと思います。そして、全員の進路決定と一人も欠けることなく卒業してほしいと思います。また、午後には、81人が入学してきます。最上学年としての見本となってほしいと思います。

3年生がこうしているというものがあれば、学校が締まります。

3年生が見本です。

1年生は見習います。そのようなことからも

 皆さんにみにつけて欲しものがあります。

それは、教育学者 森 信三 先生の言葉を借りると「時を守り、場を浄め、礼を尽くす」ということです。

 当たり前のことですが、「時を守る」とは、時間を大切にすることです。遅刻、欠席、早退をしない。皆さんも頑張って3年間の皆勤を目指してほしいと思います。

 「場を浄める」とは、「汚さない」ことを基本とし、身の回りを整理整頓し、清潔にすることです。一生懸命掃除し、清々しい環境で、学習に取り組みましょう。

 そして、「礼を尽くす」とは、「時間・場所・目的」を考え、きちんとした服装・態度で生活することです。

 明るく元気に挨拶すること、先輩や先生方など、目上の人を意識した言葉遣いも大切です。

 「時を守り、場を浄め、礼を尽くす」とは、高校生活を送る基本的なマナーで、社会にでていくための基本です。ぜひ身に付けてほしいと思っています。

まずは、挨拶をしっかり行えるようしていきましょう。

学校の評価は、難関大学へ進学することや、部活動で全国大会で優勝することばかりが学校の評価ではありません。地域の方にとっては、在校生のマナーや服装も学校の評価です。頑張りましょう。

そして、4月から自転車の交通違反も青切符が導入され、罰金を支払うことになります。傘さし運転、信号無視、スマホを操作しながらの運転などです。注意してください。

 また、不安なことや心配なことあった、早めに担任の先生に相談してください。

令和7年度 卒業証書授与式

           

式   辞

 

 三寒四温の繰り返しがようやく過ぎ、春の息吹を感じる今日の佳き日に、令和7年度埼玉県立妻沼高等学校第45回卒業証書授与式を挙行できますこと、卒業生はもとより、教職員にとりましても大きな喜びであります。ただいま卒業証書を授与しました70名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。御臨席いただいた来賓の方や、保護者の皆様には盛大に挙行できますことを深く感謝申し上げます。入学以来、たゆまぬ努力を積み重ね、今日の日を迎えた皆さんの成長のお役に立てたとしたら、私たち教職員の喜びとするところです。

 今回、卒業証書授与式を迎え、皆さんは、多方面で活躍する7千700人を超える諸先輩方の仲間入りをすることになります。母校となる妻沼高校での学びをこれからの糧とし、それぞれの進路で、その持てる力を十分に発揮してください。

 皆さんが、これから進む社会は、変化が激しく、予測もつかない状況です。そこでは、柔軟で豊かな発想のもと、課題を解決し主体的に生きる力が試されます。

 そこで、1つこのようなお話をします。

 皆さんが入学するとき、先生方は、このように考えていました。「妻沼高校では、中学校ではなかなか経験できなかった、充実した学校生活を、存分に送ってもらって、社会に巣立ってもらいたい。」そのために、先生方が様々な工夫を凝らしてきたのは、言うまでもありません。

 それは、「深い学びは経験から生じる」からです。そして、「いかなる人間の知識も、その人の経験を超えるものではない」という、イギリス人哲学者のジョン・ロックが残した言葉にも重なります。ジョン・ロックという人は、他にも、「社会契約論」を唱え、その考え方は後の「アメリカ独立宣言」や、「フランス人権宣言」に大きな影響を与えました。

 そうした妻沼高校で積み上げてきた様々な「経験」を大切にしてください。ここにいる全ての卒業生、保護者の皆様が「本校に入学して良かった」と思えること、そして、これからも「母校となる妻沼高校を誇りに思う」こと、「経験」から、そのように実感することを心から願います。

 結びに、関係各位の本校卒業生に対する温かい御指導に改めて感謝申し上げ、式辞といたします。

    令和八年三月十二日

    埼玉県立妻沼高等学校長 有賀 弘一

                                                                 

令和7年度 3学期始業式

 

 

皆さん、おはようございます。

 

まず最初に、生徒の皆さんに、スクールバスのことについてお知らせしなければなりません。

これまで、主に深谷市方面からの通学の便宜を図るために、平成23年度よりスクールバス事業を実施してきました。この中には、現在も利用している人、また、かつて利用していたが引っ越しなどのために今は使っていない人がいるかもしれません。

 

詳しいことは、利用している生徒の保護者あての手紙をHPに掲載しているので、そちらを見ていただきたいのですが、昨年の12月24日、終業式後に利用している生徒には、令和8年度から、現在運行している深谷観光バスのスクールバスは、事業を停止するということを説明しました。

 

本校の後援会からも少なくない金額の補助を受けて実施してきましたが、ここ数年は赤字が大変な額に達していて、燃料代高騰、バス自体の老朽化や廃車、運転手の確保が難しくなったなどの環境悪化もあり、2年ほど前からバス会社との間で協議を続けてきました。

 

今回の結果は非常に残念ですし、皆さんの周囲には路線バスや自転車通学などへの変更を強いられる生徒も多くいます。そんな中でもこれまで同様の学校生活が継続できるよう、声をかけたり、行事や部活動などでは協力し合ったりしてもらえるとありがたいです。

 

さて、今年は午年です。十干十二支~えと(干支)という言葉も、この年の数え方から来ていますが、その十干十二支では、丙午(ひのえうま)と言います。60年で一周することから、還暦(かんれき)と言って、60年前の丙午(ひのえうま)の年に生まれた人たちがまた年を数えなおすということでお祝いをするのですが、今から60年前に、どのようなことが起こったと思いますか?

 

これは、江戸時代にうまれた迷信なのですが、この年に生まれた人は家族に災いをもたらすという言い伝えから、産み控えがおこり、前の年より40万人も出生者が減少したのです。今の少子化とはだいぶ違う意味合いなのですが、ともかく、大変なショックでした。

 

では、どのようにしてその迷信が広まったかと言うと、江戸時代には、今のようなSNSによるコミュニケーションなどは当然なかったので、その役割が、「川柳」にあったと言われています。「5・7・5」の川柳について、国語で学習した人もいるかもしれません。

 

その中に、先ほど述べた内容を主に男性の目線で作ったものがあり、いまのSNSでいうと「いいね」とか、「バズる」みたいなことで広まったとする研究があります。

 

そして、前回の丙午の時にもマスコミなどで報道されたことで、子供を産む時期をずらしたり、「産み控え」の現象となり、社会問題化したのです。それから60年、社会は大きく変わりました。なぜ今が少子化なのか、ということを考えるきっかけとしてほしいのですが、とにかく、自分の頭でしっかり考え、「情報を受けたり、発信する際に、それが正しいかどうか」よく考え、「自分や社会の将来を想定」するということが大切です。

 

皆の行動を考えもせず受け止め、自らもそうするという時代はとっくに終わっています。しかし一方で、SNSなどで拡散したデマが間違った混乱をもたらす危険性はあります。その意味でも、一人一人が自分の将来・運命をよりよく築いていくことが大切です。

 

ここには266名の、妻沼高校で共に学ぶ仲間がいます。

仲間と協力したり、時には仲間に甘えながら、自分の進むべき道を自ら考えてください。

 

以上です。

 

令和7年度 2学期終業式

皆さん、おはようございます。

 令和7年も年末を迎えます。

そしてこの2学期を振りかえると、2年生の修学旅行をはじめ、「轍祭」「パークレース」などの学校行事を無事実施できました。

 明日から冬休みになりますが、年末・年始を「今年一年を振り返る時間」と「来年をどのように過ごすかを考える時間」として使ってください。

 

 さて、2学期の始業式では、「落ちついて勉強に取り組む時期であること、高校生にとって、学ぶことは「当たり前」のことであり、その「当たり前」のことを当然のこととしてください。」と話をしました。また、「スモールステップでコツコツと実践していくことで、大きな目標にチャレンジすること」も、話しました。勉強、行事や部活動、進路実現など、何か成し遂げられたことがありましたか。もしあったとしたら、ぜひそれを自信として、さらに新たな目標を見つけてください。中には、逆に中だるみとなってしまった人もいたかもしれません。ぜひとも前向きに評価をして、まとめとなる次の3学期に生かしてください。

 

 3年生の皆さんは、既に進路が決まった人もいます。残された妻沼高校での生活も僅かになりました。高校生活に悔いを残さぬよう、自らも挑戦し続けてください。また、学校生活が残り少ない今だからこそ、下級生への思いやりや、良い見本となる行動を心掛けてください。

 1・2年生の皆さんは、やり残していることや気になることを今年のうちに片づけてください。このまま今年を終わりにするのはもったいないことです。

 

 それでは、1月8日の3学期始業式に元気で、そして、新たな目標を持った皆さんに会えることを楽しみにしています。

 皆さんの母校となる妻沼高校を、皆さんが誇りに思えるよう、一人一人が、前向きにほんのわずかでも成長することを通して、妻沼高校は、大きく変わります。

 

以上です。

令和7年度 2学期始業式

 

皆さん、おはようございます。校長の有賀です。

 

 9月1日は、「防災の日」です。1学期末に、「机の下にもぐり、身の安全を確保する」訓練をおこないました。今日は、そのふりかえりを、お話しします。

 常々お話ししていますが、緊急地震速報などのアラートが出た時、その場に応じてとっさの行動ができなければなりません。例えば、もし始業式が体育館で行われていたとしたら、どうしますか? 「ダンゴムシ」のように頭を守りつつしゃがんで様子を見る。パニックにならないようにする。ちなみに、今のように皆さんが教室で一人一つの机がある状況では、「サルのポーズ」(シェイクアウト)です。その後揺れがおさまったら先生の指示に従い、押しあわず速やかにグランドに避難する。

 

「自分の身の安全を守る・防災リュックなどを再確認する」ということをもう一度、各自がしてください。

 

 さて、2学期が始まりました。

 まず、3年生は、既に就職活動が始まっています。夏休み期間中も担任の先生、学年の先生や進路指導の先生と準備をし、会社見学に出かける姿を見ることができました。この後、すぐに試験が行われます。しっかり準備してください。

 

また、進学を考えている人も、志望する学校選びをしっかりと進めてください。

 

 2年生は、学校行事や部活動で妻沼高校の中心となる学年です。部活動では、既に新チームでの活動も始まっています。

また、文化祭の準備を進めたクラスや団体もあると思います。

1年生と共に今後の活躍を期待します。

 

 1年生は、妻沼高校に慣れましたか。1年前、中学3年生だった時、ほとんどの人は夏休み中に、学校説明会に参加したと思います。今年も8月23日に、皆さんの一つ下の学年の中学生が参加して学校説明会が行われました。その感想で「高校生活をイメージすることができた」「高校の授業を受けることができ良かった」など、前向きな言葉がたくさんありました。

 一年がたちましたが、入学前に思い描いていた通りの学校生活を過ごしていますか。良い手本となる上級生と共に、部活動や学校行事などにも全力で取り組んでください。

 

 さて、1学期の終業式では、この夏休みを「良い将来を迎えるためのきっかけ」を見つける時間として過ごしてください。とお話ししました。この夏休み中、どんなことを考えましたか。挑戦したことは何ですか。

 

 国民的注目を集め、アメリカ大リーグで活躍中の大谷翔平選手の、高校時代のお話しをします。彼は、高校時代に、「マンダラート」という図を描いたそうです。

 皆さんの頭の中で思い浮かべてみてほしいのですが、□の中に、縦横2本ずつ、線を平行に引きます。そうすると、1マスだった□が3×3で9マスになります。その中心に、大きな目標を書きます。皆さんなら何を書きますか。そして、そのために達成しなければいけないことを、その周りに8つ、書く。

 そして、その8つの中目標を、さらにその外に接した、8つの小さな□の、中央に書き写して、さらにそれを達成するための小目標を8つ、周りに描いていく。やるべきことはいくつになったか。大目標→中目標→小目標で、64個の「やらなければならないこと」ができました。

 ちなみに高校1年の大谷は、「ドラ1を8球団から受ける」。そして、それを実現するための64個の小項目の中には、「ゴミ拾い」、「あいさつ」、「礼儀」など、今でもよくテレビでその姿が見られる行動がありました。

 

 一つのことを成すのに、「スモールステップ(小さな階段)」があるということです。

 

 2学期は、文化祭、体育祭、修学旅行などの学校行事が予定されています。また、12月までの4カ月間は、落ちついて勉強に取り組む時期でもあります。高校生にとって、学ぶことは「当たり前」のことです。先ほど言った、小さな階段をコツコツ積み重ねて、勉強や行事など、大きな目標にチャレンジしてください。

 今、ここにいる273名が、母校に誇りを持ち、自分自身が成長するための努力をすれば、皆さんの母校となる妻沼高校は、より良い学校になると思います。

以上です。

令和7年度 1学期終業式

 

皆さん、おはようございます。校長の有賀です。

 

学期末は、大変暑い日が続きました。特に6月中・下旬には、梅雨明けかと疑うほどの暑い日々でした。コロナ以降も、体育館では終業式、そして2学期の始業式も難しく、教室でオンラインの実施となっています。

 

さて、3年生は「進路選択」の時期となり、就職・進学のための活動が始まりました。

思い通りに進まない生徒もいるのではないでしょうか。

しかし、立ち止まっていてはなにも変わりません。「一歩あゆみを進めれば、必ず見える景色が変わる」はずです。焦りや不安もあると思いますが、担任の先生をはじめ、学年、進路指導の先生方は、皆さんを全力で支援しますので、安心して先生方を頼り、全力で取り組んでください。

 

ところで、『2年後、1年後に卒業するとき、「妻沼高校を卒業して本当に良かった。」と、母校を誇れるようになることを目指してください。』と、いつも皆さんに話をしています。 

今日は、そのことを少し掘り下げてお話ししたいと思います。

 

一つ目は、「自信につながります」

決められた日数、遅刻や早退をせず健康で通学し続けること、そしてカリキュラムをまんべんなくこなして一定程度の学力を認められること。

これが、高校卒業の「大切な中身」であります。これをしっかりできたことは、「人間関係」「自己指導能力」がしっかりと身に着いたとも言えます。

この3年間で、皆さんが積み上げた力というものは、必ず社会で役に立つ、だれにも奪われない能力です。十分に「自信」がつくと思います。

 

二つ目は、生き方の選択の幅が広がります。

毎年、何人か、事務室に依頼した「卒業証明書」を受け取りに来る卒業生がいます。

なぜ、証明書が必要なのでしょうか。それは、就職、進学のほとんどの場面で証明書が求められるからです。会社や専門学校、大学はだれでも無制限に受け入れるわけではありません。そこでは、受験者が高校でじっくり時間をかけてしなければいけないことに向き合う経験をしてきたかを、その証明書と面接そして時に試験等で見極めようとするからです。

 

そして大切なことは、今の皆さんの苦労が、卒業した直後ではなく、きっと何年か後の選択の幅を広げてくれるということです。20歳代、30歳代になって、自分のやりたいことが見つかった時、「卒業証明書」は最大の武器になります。

 

皆さんが持つ、無限の可能性を、上手に活かすことができるかは、今の皆さんの「心掛け」にかかっています。何年か後に、「妻沼高校を卒業して本当によかった」と思えたとしたら、それは高校で頑張った過去の自分に感謝する瞬間です。

 

今は、自分の人生をどのように設計していくか、そのために今、何が必要なのかを常に考えてください。

 

明日から夏休みとなります。いろいろなことに挑戦したり、考えたりするには時間は十分にあります。この夏休みを「良い将来を迎えるためのきっかけ」を見つける時間として過ごしてください。

 

それでは、9月1日の2学期始業式に元気な姿でお会いしましょう。

ここにいる272名、一人一人が、少しでも成長したいという気持ちを持つだけで、

皆さんの母校となる妻沼高校は、大きく変化すると思います。

以上です。

 

令和7年度 入学式

    式   辞

 さくらの花も満開を迎え、春の躍動を感じる今日の佳き日、令和七年度埼玉県立妻沼高等学校入学式が、来賓及び保護者の皆様の御臨席を賜り、かくも盛大に挙行できますことは、本校関係者一同、大きな喜びでございます。御臨席を賜りました皆様には厚く御礼申し上げます。

 

 改めまして、入学を許可いたしました105名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。教職員並びに在校生一同、皆さんの入学を心から祝福し、歓迎いたします。

 

 本校は、昭和五十四年四月、当時の妻沼町に開校いたしました。今年、創立四十七年目を迎えた、歴史と伝統ある高校として、これまでに社会の多方面で活躍する七千七百名を超える人材を送り出してきました。また、平成二十年度に埼玉県初の学校設定教科「カルティベートタイム」を導入し、現在は妻沼高校の代名詞ともなり、「つまずき解消」と「基礎学力の定着」に大きな成果を挙げています。

 

 新入生の皆さんは、開校以来『勤勉・努力』を校訓とする妻沼高校の、第四十七期生にあたります。今後三年間を通して、心身共にたくましく、そして、確かな学力、豊かな人間性を身に付けてほしいと願っております。

 

 ここで、入学にあたり、皆さんに二つのことを申し上げます。

 

 まず一つ目は、本校の指導の基本となる『礼儀』『身だしなみ』『時間厳守』の『三つの当たり前』を常に心掛けてほしいということです。「礼儀正しくする」「身だしなみを整える」「時間を守る」。この当たり前のことは、これからの高校生活と、卒業後の人生を歩んでいく上で、人間としての基盤となることの一つだと思います。

 

 二つ目は、『自分の志を立てる』ということです。

この三年間は、将来何を学ぶのか、どのような職業に就くのか、また、どのように生きていくのかを徹底的に考え、「進路」を決める期間です。しかし、現代社会は多様化し、AIなどの急激な発展で、自分以外のひと・情報に惑わされ、安易な方向へ流れてしまいかねません。

 

 様々な課題と、日々真剣に向き合い、しっかりと考え抜き、三年後に自信をもって『自分』を振り返ることができるか。その経験がその後の人生を生きる糧となるでしょう。そのために皆さんを支援する保護者の皆様や先生方もいます。信頼して前向きに取り組んでください。

 

 本校の校訓である『勤勉・努力』のもと、授業をはじめ、学校行事、部活動や生徒会活動など様々な活動へ積極的に参加することを期待します。

  そして、自らの心身を鍛えるだけでなく、かけがえのない仲間づくりに取り組んでください。「高い目標」と「大きな夢」に向かって頑張る高校生活を送ることを期待します。

 

 結びに、三年後の卒業証書授与式の際、全ての新入生と保護者の皆様が「本当に妻沼高校に入学して良かった」と思い、『母校となる妻沼高校を誇りに思う生徒』となることを心から願い、式辞といたします。

 

                                                                                令和七年四月八日

       埼玉県立妻沼高等学校長 

                                  有賀 弘一

令和7年度 1学期始業式

改めまして、皆さん、おはようございます。そして、進級おめでとうございます。

 

いよいよ令和7年度が始まりました。

この2週間ほどの休みをどのように過ごしましたか。

昨年度の3学期の終業式では、「しっかり1年を送れたか」、「新しい出会いを大切に」という話を、私のほうからしました。

 

「しっかりと1年を送る」ためには、自分の目標に向かって毎日少しずつ努力を積み重ねていくのが、結局近道です。カルティベートタイムが最もわかりやすいと思います。カルティベートという言葉は、簡単に言うと、「コツコツと土を耕し、少しずつ水を与える」ということです。作物の種をまき、芽を出し、花を咲かせ、実り、私たちの生活の糧となる。皆さんの勉強も、着実に取り組んで、皆さんの成長の土台となります。日々「時間を大切に」学校生活を送ってください。

 

「出会いを大切に」ですが、進級するということは、先輩・後輩がお互いに影響を与え合い、その中で自分も変わることができるチャンスだと前回お話ししました。

妻沼高校は1~2年生で、3クラス分の人数を4クラスに分けて少人数のクラスになっています。クラス数が多いので、メンバーが変わるとともに、それだけ濃い人間関係が築けると思います。

 

最後に、

ここにいる皆さんが、同じ気持ちで、同じ方向に歩みを進めてください。

そして、2年後、1年後に卒業するとき、「妻沼高校を卒業して本当に良かった。」と、母校を誇れるようになることを目指してください。

今年1年が皆さんにとって素晴らしい年になることを期待します。

以上です。